(このコーナーは管理人MACがシドニーの日系新聞”ジェンタ”に連載しているコラムを紹介するものです。VOL.22以前のコラムにもご興味のある方はここ、電子版でご覧ください

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Vol.54 宮崎駿ワールドin オーストラリア

多くの方がご存知かもしれませんが、スタジオジブリ制作によるアニメはいつもすごい人気。そしてその作品のヒントになったと言われるところが世界のあちこちにあるんだとか。そう、オーストラリアにも多くの作品のヒントになった場所があると言われています。
ざっと挙げても、となりのトトロ、魔女の宅急便,紅の豚、もののけ姫、風の谷のナウシカなどなど。
ちなみに、それらの場所が本当にヒントになったかどうか、ジブリ側は、肯定も否定もしていないでそうです。賢い対応かもしれませんね。

さて、そうは言ってもさすがに人気アニメ、その効果はけっこう大きいようです。旅行者も「その場所を是非見たい」ために行く方も多いとか。
個人的にも過去何回かそういった旅行者に遭遇しました。 例えばタスマニアの田舎町。あの魔女の宅急便のパン屋さんのモデルになったところがあると聞き、取材に行きました。そうしたら撮影中でもやたら日本人が多く来る(すごく辺鄙なところなのですが)。またなんでもジブリアニメが中国でも大人気になっているらしく最近は中国人も多いとか。確かにそれらしい古めかしいパン屋だし、2階にはキキが泊まっていた屋根裏部屋もありました。

また以前西オーストラリア州のこれまたとんでもない辺鄙なところ「Derby」という街に行った時のこと。この近くに奇妙な形をした「バオバブの木」というのがあります。実はこれ、別名「トトロの木」とも言われ日本のワーホリ君たちに人気。
確かにその珍妙な形がトトロの体型と酷似している(笑)。ここで撮影していた時も驚いたのは、若い日本人3人組に遭遇したこと。撮影中の某タレントさんもびっくり。興味津々で「なんでこんな所にきたの?」と聞いたら「もちろん、トトロの木を見に来たんです」。この木を見るだけのためにこんな辺鄙な所まで来るとは、さすがジブリ効果。

さて、つい先月訪れたのはケアンズ。これまで行きたくとも縁がなく行けなかった「パロネラパーク」がメイン。ケアンズから南に車で90分。実は
昔数年ケアンズに住んでいたときはここの存在は、現地日本人の誰も知らなかった。ここが有名になり始めたのは10年ぐらい前からだろうか。そう、ここは「天空の城ラピュタ」のお城のモデルになったところと言われているのです。ケアンズの友人がよくここへのツアーの案内をしているとかで、いろいろ説明してくれたのですが、ここにお城ができたその経緯も面白い。今や日本人スタッフが2名常勤しているし、日本人観光客も毎日のように訪れるとか。改めてジブリの威力に驚きました。

誰か宮崎ワールドを巡るスペシャルツアーでも企画したら売れるんじゃないだろうか?もっとも、そのヒントになっている場所は、でかいオーストラリアのあちこちに散らばっているのでかなり体力とお金が必要になってしまうんだろうけどね。

↓パロネラパーク

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↓カタジュタ(風の谷のナウシカ?)

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