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    カテゴリ: 本日も撮影日和(MACの連載コラム)

    (このコーナーは管理人MACがシドニーの日系新聞”ジェンタ”に連載しているコラムを紹介するものです。VOL.22以前のコラムにもご興味のある方はここ、ジェンタのウエブ版でご覧ください

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    VOL.30 今年もどうぞよろしくお願いいたします!

    遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。実はこの原稿を書いているのが1月4日ですが、やっとシドニーも夏らしくなってきた感じ。ここのところはほんとうに冷夏でしたが。本日は35度を超える勢い。
    しかし、昨年は、震災の影響で、日本は本当に大変でしたね。そして僕たちも、いくら海外に住んでいても、やはり根っこのところでは「自分(たち)は日本人なんだなー」と実感した年でもありました。うちのかみさんも震災以降は体調が崩れ、しばらくはかなりの無力感が。かく言う僕自身も全く同様のふぬけ状態に。
    しかし、とにもかくにも年が明けました。今後日本はどうなってしまうのか。まずは一番の放射能被害をなんとかくい止めること、これに尽きると思われますが、政府の対策などを見ていると、「ほんとうにこんな連中に任していて大丈夫だろうか?」「このままもう日本はどんどん壊れていくしかないのか?」と絶望的な気持ちになってしまいます。
    かのすばらしき「日本」も、いつからこんなふうになってしまったんだろう。
    僕が尊敬している「日本の良心」司馬遼太郎さんなんかも、あの世からお嘆きになっていることでしょう。
    しかし、現実がこうなると、もはや自分(たち)のことは自分(たち)で守るしかない。いわゆる「自己防衛」の時代に移ってきたといえるもしれません。僕自身も、家族も含め、将来日本に戻るのも選択肢として考えていたのですが、もうだめ。もっともっと視野を広げて今後を考えていかざるをえない。
    そうは言っても僕らはもう先が短いのでまだいい。やはり若い世代の方達はそうはいかない。フットワークをぐんとよくして、できれば色々なところで軸足を複数持っていくことが必要になると思います。日本がダメなら海外があるさ。この仕事がダメならあの仕事があるさ。と考えられるよう、バランスのよいライフスタイルを模索して行く。
    仕事も、その環境を含めどんどん変わってきている。例えば、僕の関わっているマスコミ業界でも、海外ロケなんかは(以前一度書きましたが)1人ロケが始まっている。通常はディレクター、カメラマン、アシスタントディレクター、アシスタントカメラマンの、まあ4名が普通。それがここ近年、3名になり、あるいは2名になったりしてきた。そしてついに昨年は1人ロケのお手伝いを。若いディレクターが高性能の小さなカメラと三脚を担いでカメラマンを兼任してロケをしてしまうのである。背景は、予算削減、そしてカメラの性能アップなどが考えられますが、まあ、今後どうなっていくのかは誰もわからない。こんな不透明な時代です。その上に震災の後遺症と生きていかなくてはならない。とにかくまずは多方面にネットワークを広げ、柔軟な頭を持つことだと思います。
    そして、いざとなれば、海外も視野に(実際に海外の生活は昔と比べ、非常に快適)。そのためにも、やはり英語力は必須。
    若い世代の人たちは、この英語力だけでも押さえておくことをお勧めします。
    ううん、違うかなあ?

    (このコーナーは管理人MACがシドニーの日系新聞”ジェンタ”に連載しているコラムを紹介するものです。VOL.22以前のコラムにもご興味のある方はここ、ジェンタのウエブ版でご覧ください

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    先月の11日。そう、ゴロのいい2011年11月11日。僕はマンゴ国立公園という、またまたオーストラリアでもとんでもない砂漠にいた。この日が“満月”であったことをご存じの方は少なかっただろう。ビクトリア州の田舎町Milduraからダート道路を走ること約100キロ。荒涼たる砂漠、そして砂丘が一面に広がる。

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     今回はふとしたご縁で、石川賢治さんというカメラマンとご一緒した。石川さんのユニークなところは、大自然の風景などを、月の光だけで撮影すること。従って仕事の基本は、満月前後の“好天の夜”なのです。いやあ、こんな方がいるとは…。本人曰く「多分プロとしてやっているのは、世界でも僕一人」。
     暗くなってから、早速一緒に砂漠へ。途中、カンガルー、エミューの集団がお出迎え(笑)。石川さんが撮影準備をしている間、静かにしていると虫やら鳥やらいろいろな“声”がする。月光の程よい明るさがなんともいえず、これぞ“月光浴”。

    「気持ちのいいものですよ」と聞いたが、大きく納得。うーん、広大な空間との一体感というか、何とも言い尽くせない味わい、ホント癒されるなあ。石川さんが「昔は日本でも、月の明かりを実感する時があったと思うけど、今じゃなくなっちゃった」と言っていましたが、その通りですね。

    さて、石川さん、1945年生まれとかで現在60代後半。「体が動かなくなったら引退、いつ現役をやめるかは自分で決められる」。若いころは “秒刻み”で動いていた売れっ子カメラマンだったものの、バブルがはじけると同時に、そんな生活に疑問が。そんな時、日本の地方やサイパンで、月光に出会ったそうだ。その後、世界中を回り、オーストラリアもすでにフレーザー島、ピナクルス、デビルス・マーブルス、グレート・オーシャン・ロードなどを制覇。今回は、月光写真の集大成として来たかったそうです。

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     これからの石川さんの夢は? 学生時代の同級生の奥さまと東京に住んでいるそうですが、いずれ故郷の福岡に戻りたいそうです。九州には“神”がテーマの伝説やら、スピリチュアルな場所があちこちにあるそうな。そんな所を訪れ、歴史を探りながら、月光で撮っていきたい、そして伝統的な日本の素晴らしさを伝えていきたいそうです。いいですねえ。
    興味ある方は作品をぜひご覧あれ。“石川賢治”でネット検索し“月光浴”をお試しください。

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    以下、参考までに:

    石川さんのホームページはこちら。
    下記、ホームページから借用いたしました。

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    またこちら、石川さんのツイッタ–です
    マンゴ滞在中の思い出もつぶやいています。



    (このコーナーは管理人MACがシドニーの日系新聞”ジェンタ”に連載しているコラムを紹介するものです。VOL.22以前のコラムにもご興味のある方はここ、ジェンタのウエブ版でご覧ください)

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    10月16日からまた恒例の「ワールドソーラーチャレンジ」がダーウィン/アデレード間の3000キロで行われた。今回も前回に続き、ちょっとした縁で取材のお手伝いをさせていただくことに。
    結果はすでにご存知の方も多いかと思われますが、日本の東海大学が優勝(これで2連覇)、2位オランダ、3位アメリカと続きました。昨年同様この3チームの大接戦(しかし、東海大学は本当に強い.あの篠塚健次郎さんも参加しているし、常勝軍団のような風格を感じました)

    さて、今回僕が協力させていただいたのは、実は沖縄の地元放送局。今回初出場の“チーム沖縄”の活躍を追っかけるというもの。

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    しかし、このチームの活躍は想像以上のものでした。今回の世界中からの参加37チームのうち、この沖縄チームだけが唯一の“高校生”チーム。その他はほとんどが大学生チーム。しかも、初参加。
    子供たちの勇姿を一目見ようと、お父さん、お母さんがたも2名参加。それも単に参加、応援ではなく、とにかく絶対的にスタッフが足りない(裏方さんも大変なのです)。
    お父さんは、搬送車を3000キロも運転するし、お母さんは、スタッフ総勢20名の食事を担当(砂漠をキャンプしていくので大変)。スタッフ全員が過酷なサバイバルレースに参加しているのです。

    しかも、今回は予期せぬハプニングが続出。まずは2日目。200キロの範囲にも及ぶブッシュファイアー。このため、全チームが半日程度の足止め状態。さらに、大会4、5日目はこの地域では非常に珍しく雨模様、そして砂嵐も。これが2日ちかく続く。
    ソーラーカーはとにかく“太陽”が命。このためほとんどのチームが結果的に完走を果たせず。
    そんな中、チーム沖縄は大健闘。結果37チーム中、13位に入った!

    しかし、この現場に立ち会わせていただき、驚いたことがたくさんありました。
    まずは監督、まだ40過ぎとお若いのですが、なんでも若いときから放浪が好きで、世界中をバックパッカーで飛び回ったそう。英語力も完璧。すべてはこの監督のソーラーカーに懸ける情熱から始まったそう。とにかく、監督、主要ドライバーの顔以外にも、スタッフ20名以上の諸々のお世話役でもある。いわば“表”も“裏”も何でもかんでもやってしまうバイタリティーは凄まじい。
    でも一番はなんと言っても子供たちへの接しかた。月並みな言い方をすると「飴と鞭」なんでしょうが、とにかく子供たちを本気にさせるのがうまい。聞いたところ、子供たちも、不器用な子が多く、中には人との関わりが難しい子も。
    しかし、10日間いて、その子供たちの表情がどんどん輝いていくのがわかりました。そしてゴールのアデレードでは、みんな大満足。我々テレビ側がリクエストもしないのに(笑)、自ら噴水に飛び込み、狂喜乱舞!

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    そういえば、もう一つのエピソード。このソーラーカー、とにかくお金がかかる。しかしこのご時世、なかなかスポンサーが集まらない。スタッフたちはみんな手弁当。
    そこで監督考えました。元々メカが好きで参加してきた高校生たちに“名刺”を持たせ、にわかセールスマンに。そして地元沖縄の多くの企業に協賛のお願いに行かせたとか。そしてその子供たちの熱意が届き、多くの企業が協賛してくれたそうです。
    競技中は、オリジナルのTシャツも売っていたなあ。しかしこんな砂漠を舞台にした“現場教育“、高校生たちの将来が楽しみです!

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    オーストラリアの内陸、ミルデュラという地方の街からさらにダートロードを走ること100キロ、圧倒的な大自然が迫ってくる一角。
    ここがマンゴ国立公園です.

    以前にも紹介したことがあるのですが(ここを参照)、数年前には約2万年(!!!!!)前の祖先の足跡が大量に見つかり、それでも随分有名になりました。


    今回またこの地をカメラマンの石川賢治氏とご一緒させていただける幸運に恵まれました。

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    いやあ、石川さん凄いですよ。
    もう年齢は60代後半に突入されているのに、足腰は全く若者並み。

    しかし、この方のユニークなところは、、、

    月の光で写真を撮るというもの.

    したがって、お仕事は、満月の前後の数日の「夜」なのです.

    同行させていただき、感激でした.
    そして”月光浴”の何とも言えない気持ちよさ.
    陳腐な言い方ですが、”癒される”のです、不思議に!

    今度、改めて石川さんをご紹介させていただきますが、ご興味のある方はこれが彼のホームページです.

    月って、、月並みですが、、、本当に癒されますよ!!!!!

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    (*注:これはあくまでロケ中に僕がバカチョンで撮ったスナップ写真ですからね.彼の写真は本当に凄いです!)

    (このコーナーは管理人MACがシドニーの日系新聞”ジェンタ”に連載しているコラムを紹介するものです。VOL.22以前のコラムにもご興味のある方はここ、ジェンタのウエブ版でご覧ください)

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    VOL.26 お天気ばかりはどうしようもない

    シドニー郊外のブルーマウンテン。1,000メートル級の山々で世界遺産。シド ニーに来れば、まずはここというぐらいの人気観光スポット。我々もよくロ ケに行くのですが、ここの問題は天気。とにかく“山”だけに天気はいつも 不安定。
    先月も短いロケで行ったのはいいのですが、3日間滞在してすべて雨。(うち 1日はジェノランケーブスという鍾乳洞だったのでまあ、ここはことなきをえ たのですが)あの有名なスリーシスターズも雨と霧だと、全く「絵」になら ない!

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    (↑鍾乳洞での撮影)

    この時ばかりは苦肉の策として、ある豪華ホテルの内部を中心に撮ったりし て、まあごまかしたわけです。ホント、天気ばかりは誰の責任でもないので、 スタッフ全員ストレスのもって行き場もなく、気苦労が耐えない。
    それでも唯一今までに天気を逆手に取ってがんばったのはある関西のバラエ ティ番組(さすが!)。2日いても、最悪の天気。しかも霧が凄く5メートル 先も見えない。この時は若いディレクターさん必死に考えていましたね。で、 やったのは、お笑いタレントさんにブルーマウンテンのIMAX(ごめんなさい、 今は名前変わっているかも。あの大画面シアターです)に行ってもらい、壮 大なブルーマウンテンを“映画”で楽しんでもらう。で、オチが「本来はこ んな雄大な景色が見られるのですが、実は僕たちの普段のおこないが悪いせ いか、外は大変な状況なのです!」でカメラパーン、外の景色。霧で、前方 が全く見えない!(ココで笑い、、、)。今となれば楽しい思い出です。

    お天気のお話でもう一つ。これは僕もトラウマになっています。
    10年以上前のケアンズ。ある旅番組の撮影。日程はケアンズ、そしてダー ウィンの各4日間。時期は12月。確かに雨期の始まりで少々ヤバいとは思っ ていましたが。そして初日、なんと運悪くケアンズにサイクロン(台風)が 上陸。そして毎日が暴風雨。4日間全く何も撮れない。こんな時に限ってスタ ッフ全員いい人ばっかり(泣)。で、全員で考えた結論が「とにかくいった んダーウィンに行こう。そして4日後どうせ、ケアンズ経由で日本に戻るんだ から、プロデューサーと交渉して、あと2日だけ滞在を延長してケアンズロケ を帰りに追加してもらおう」。確かに、サイクロンも、徐々に北上し始めて いたし、これが唯一のベストオプションかなと。サイクロンのあとも、台風 一過じゃないですが、すごく天気がよくなることも多いですしね。
    で、ダーウィン。ここは予想に反して毎日がピーカン。絶好調で4日間のロケ が終了。そしていよいよ、ケアンズにまた戻ることに。
    で、ケアンズに戻ったら!
    なんとまだ、サイクロンがいたのです。いや正確には、一度北上したサイク ロンがまた戻ってきたのです。Uターンですよ!あとにも先にも、こんなサイ クロン見たことも聞いたこともない。しかもさらに凶暴になっていた。
    そのため、宿泊ホテルも停電。なんとろうそくの灯りで二晩を過ごしたので す。
    で、この2日間も全く何も撮れず。最後はスタッフもやけくそで、小雨の中、 バンジージャンプでストレス解消。
    ホント、撮影隊にとってお天気は魔物です。

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