(このコーナーは管理人MACがシドニーの日系新聞”ジェンタ”に連載しているコラムを紹介するものです。VOL.22以前のコラムにもご興味のある方はここ、電子版でご覧ください

「本日も撮影日和」 Vol. 38 たかが寿司ロール されど寿司ロール?


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今の日本のご時世を反映してかどうかわかりませんが、ここのところ立て続けにグルメ関連のロケが続いていました。
そしてつい最近あったのが、「いまや海外では日本食ブーム。なかでも、寿司ロール(ハンドロール)の異常なブームはなぜおこっているのか?」といったテーマ。
番組がまだ放映されていないので、あまり詳しいことは書けませんが、とにかくシドニーを歩いていても多いですよね、このハンドロールの店。
事情通に聞いてみると、なんでも今やマクドナルドとケンタッキーの店舗を足した数よりも多いとか、凄いですね(最も、数坪の小さな店が大半ですが、、、)

いまや、学校のキャンティーン(売店)でもかなりのところでこの寿司ロールをおいているそうですね。健康ブームもその一因のよう。小中学校だけではなくて、メルボルン大学の構内にある売店にもお邪魔しましたが、ちょっとしたフードコートのようになっていて、お店が約10軒。この中の2軒ほどで、寿司ロールを売っていました。そしてすごい人気。2−3本買って、キャンパスの芝生でおいしそうにほおばっている学生さんがたくさんいましたね。僕なんかが思った以上に人気がありました。
ウールワースのような地元スーパーの中にもテイクアウェイのお寿司やさんができ始めていますしねえ。

ところでこのブーム、いろいろと調べてみると、一番最初にできた店はどうも、シドニーのウインヤード駅の下の小さな店だったよう。そしてその最初のオーナーは日本人。しかし、そのあと、ブームに勢いがついたのは、残念ながらどうも日本人ではなく、韓国や中国の方達が仕掛人のようです。
確かに、ロールの中の具の部分、マグロやらサーモンもありますが、日本人からすると「あれっ」というような、チキンのフライであったり、照り焼きであったり、はたまたアボカドはどんなものにも入っていたりしますよね。
僕たち日本人からすると「邪道」、もっというと、「こんなの寿司じゃない」というものがずいぶん多い。しかし、これが現実なのですね。地元オージーたちは喜んで買っているわけですから。

そういえば、数年前にフランスかで、日本食と言っても、日本人からみたら「えーっ?」と言う味のお店が氾濫し、同郷人(日本人)としては、地元でこれが日本食と思われてはかなわない。そのため、日本のお役所が動きだし、しっかりした日本食のお店には日本のお役所公認のマークを貼る、みたいな動きがあったように記憶しています。
「ばかだなあ」と思いました。いい店かどうかなんて、お役所が決めるものではない。お客さんが決めるもの。したがって、お客さんが多く行く店がいい店だと思うんですけどね。しかし日本人は一般にあまりそうは思わないんだろうか。

日本食も海外に進出してどんどん「進化」している。
日本人があんなもの邪道とか、日本食じゃない、なんて言っているうちに、どんどん人気店がでている。それを支えているのは、韓国、中国人という構図。
ちょっと日本人として情けない。やっぱり逞しさにかけては彼らが一枚も二枚も上なんでしょうかね。

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