(このコーナーは管理人MACがシドニーの日系新聞”ジェンタ”に連載しているコラムを紹介するものです。VOL.22以前のコラムにもご興味のある方はここ、ジェンタのウエブ版でご覧ください

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先月の11日。そう、ゴロのいい2011年11月11日。僕はマンゴ国立公園という、またまたオーストラリアでもとんでもない砂漠にいた。この日が“満月”であったことをご存じの方は少なかっただろう。ビクトリア州の田舎町Milduraからダート道路を走ること約100キロ。荒涼たる砂漠、そして砂丘が一面に広がる。

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 今回はふとしたご縁で、石川賢治さんというカメラマンとご一緒した。石川さんのユニークなところは、大自然の風景などを、月の光だけで撮影すること。従って仕事の基本は、満月前後の“好天の夜”なのです。いやあ、こんな方がいるとは…。本人曰く「多分プロとしてやっているのは、世界でも僕一人」。
 暗くなってから、早速一緒に砂漠へ。途中、カンガルー、エミューの集団がお出迎え(笑)。石川さんが撮影準備をしている間、静かにしていると虫やら鳥やらいろいろな“声”がする。月光の程よい明るさがなんともいえず、これぞ“月光浴”。

「気持ちのいいものですよ」と聞いたが、大きく納得。うーん、広大な空間との一体感というか、何とも言い尽くせない味わい、ホント癒されるなあ。石川さんが「昔は日本でも、月の明かりを実感する時があったと思うけど、今じゃなくなっちゃった」と言っていましたが、その通りですね。

さて、石川さん、1945年生まれとかで現在60代後半。「体が動かなくなったら引退、いつ現役をやめるかは自分で決められる」。若いころは “秒刻み”で動いていた売れっ子カメラマンだったものの、バブルがはじけると同時に、そんな生活に疑問が。そんな時、日本の地方やサイパンで、月光に出会ったそうだ。その後、世界中を回り、オーストラリアもすでにフレーザー島、ピナクルス、デビルス・マーブルス、グレート・オーシャン・ロードなどを制覇。今回は、月光写真の集大成として来たかったそうです。

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 これからの石川さんの夢は? 学生時代の同級生の奥さまと東京に住んでいるそうですが、いずれ故郷の福岡に戻りたいそうです。九州には“神”がテーマの伝説やら、スピリチュアルな場所があちこちにあるそうな。そんな所を訪れ、歴史を探りながら、月光で撮っていきたい、そして伝統的な日本の素晴らしさを伝えていきたいそうです。いいですねえ。
興味ある方は作品をぜひご覧あれ。“石川賢治”でネット検索し“月光浴”をお試しください。

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以下、参考までに:

石川さんのホームページはこちら。
下記、ホームページから借用いたしました。

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またこちら、石川さんのツイッタ–です
マンゴ滞在中の思い出もつぶやいています。