今年もあの(!)知る人ぞ知るマルディグラの季節がやってきます。

シドニーで行われる、そして世界的にも注目されている、ゲイ、レズビアンのお祭り。
(確か、オーストラリアでも、集客数では、ダントツでナンバーワンのイベントだったと思います)

期間は、2月19-3月6日の16日間。
なかでも圧巻は、3月5日(土曜)夜に行われる大パレード。100以上の山車、国内外からの数千人の参加者。
シドニーはこの時期、完全に「世界最大のゲイの街」に変容するのです(おおげさではなく)。

日豪プレスさんが、今年のこのイベントを非常にコンパクトに紹介してくれています。
ご興味のある方はこちらからどうぞ

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さて、このイベント、水をさすわけではないのですが、少々転換期にきているようですね。
ちょっと裏の事情を覗いてみると。

以下、SMHの記事から。

どうも昨年は事務局(運営者)の発表によると、$575,000もの赤字になってしまったようです。
1昨年は$390,000の黒字だっただけに、その利益分が完全に吹っ飛んでしまったかたち。

昨年の場合、恒例のパレードと、メインのパーティーの日をずらしたため、これが不評に終わってしまった(雨も降ったし)という事情もあるようですが、それよりも何よりも、オーストラリア景気がかなり弱くなっている、しかしそのわりには、オーストラリアドルが依然と強いことがもっと大きな理由に挙げられているようです。
確かにこれはすごい規模の国際イベント。海外からの参加者、見学者がとんでもなく多い。こういった海外からのビジターにとっては豪ドルは安いにこしたことはないでしょう。
(例えば、少し前まではUSドルは、豪ドルの倍の価値。いまはほぼ同じ)

他にも、事務局側のスポークスマンによると、
「今までは、大半の収益をダンスパーティーへの参加費から抽出していた。ただこれからは収益も色々なところから引っ張ってくる努力が必要。」
「これからはFamily Friendlyと謳い、familyのマーケットを狙っていきたい。家族みんなが楽しめるイベントにしたい。そのためには、パレードのだしものの質、内容も再検討する必要があるし、見学用のトイレ施設、コーヒー施設など。。こういったものも考えていかなくてはいけない」

こうやってさらに進化、改善をしていかなくてはならないようです。

ところで、今年のテーマは 「SAY SOMETHING」

スポークスマンが面白いことを言っていました。

「このイベントのもともとの趣旨は、ゲイやレスビアンが不当に差別されており、そういった差別撤廃をスローガンに掲げた運動だった。しかしこの数年で、我々への差別も随分減り、多くの権利も勝ち取った」
「とすると、あと数年後にはもう戦って勝ち取るべき差別はなくなり、その現状への「お祝い」と、「守り」・・・こんな趣旨のイベントに変わっていくかもしれない」


ほう、、、徐々に変わっていくのですね。

まあ、野次馬にとっては、お祭りは騒いだもん勝ち・・そんな気分で楽しめればよしでしょうか。


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(初期のころ)



ソース(写真も):SMH